マインドファック映画欄

主にサスペンスやマインドファック系の洋画の紹介、たまに雑記を少々

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

マインドファック『トラウマ』

あなたが信じて見るものを信じよう トラウマ 2004年公開 監督 マーク・エヴァンズ 脚本 リチャード・スミス 出演 コリン・ファース ミーナ・スヴァーリ ナオミ・ハリス ショーン・ハリス ニール・エドモンド 以前私はマインドファックとは「混乱を促す映像表…

マインドファック『ミッション:8ミニッツ』

一秒ごとに数を観よ ミッション:8ミニッツ 2011年公開 監督 ダンカン・ジョーンズ 脚本 ベン・リプリー 出演 ジェイク・ジレンホール ミシェル・モナハン ヴェラ・ファーミガ ジェフリー・ライト 仮想空間を舞台にした作品は「マトリックス」等を始めとして…

マインドファック『シャッターアイランド』

この島は何かがおかしい シャッターアイランド 2010年公開 監督 マーティン・スコセッシ 脚本 レータ・カログリディス 原作 デニス・ルヘイン 出演 レオナルド・ディカプリオ マーク・ラファロ 異様な雰囲気を旨とするマインドファックにとって精神病院ほど…

『スティング』 ~傑作に「古さ」はない!!~

相棒 いっちょカモろうぜ スティング1973年公開 監督 ジョージ・ロイ・ヒル 脚本 デイヴィッド・S・ウォード 出演 ポール・ニューマン ロバート・レッドフォード ロバート・ショウ チャールズ・ダーニング 現在でこそ騙し騙されるのトリックサスペンスは定番…

『フォーン・ブース』 ~傑作に舞台の大きさは関係ない!~

電話を切れば 殺される フォーン・ブース 監督 ジョエル・シュマッカー 脚本 ラリー・コーエン 出演 コリン・ファレル キーファー・サザーランド フォレスト・ウィテカー 最近、低予算で映画を作る秘訣は撮影場所を限定し、そこでいかに物語を盛り上げるか、…

『真実の行方』 ~法廷は“誰”の為にあるのだろう?~

誰にでも隠したい顔がある・・・ 真実の行方 監督 グレゴリー・ホブリット 脚本 スティーヴ・シェイガン アン・ビダーマン 出演 リチャード・ギア ローラ・リニー エドワード・ノートン 終盤の展開が凄い!!という口コミを聞く映画は多々ありますが、本作『真…

マインドファック『ファイト・クラブ』

ファイトクラブ 監督 デヴィッド・フィンチャー 脚本 ジム・ウールス 主演 エドワード・ノートン ブラッド・ピット ヘレナ・ボナム=カーター前回は所謂「隠れマインドファック」について話しましたが、本作『ファイト・クラブ』はその中でも特に優等生と言…

マインドファック『ビューティフル・マインド』

ビューティフル・マインド2001年制作監督 ロン・ハワード 脚本 アキヴァ・ゴールズマン マインドファック自体が表沙汰にその映画のジャンルとして出てくることはまずありません。ですから一見ほのぼの系の映画だと思って鑑賞してみたところ、とてつもないマ…

マインドファック『裸のランチ』

裸のランチ監督 デヴィッド・クローネンバーグ脚本 デヴィッド・クローネンバーグ原作 ウィリアム・バロウズ薬中作家+変態ビジュアル監督の驚異の組み合わせによる上級マインドファック。といってもほとんど監督のオリジナルの様なものですが。関係者の名前…

マインドファック『ジェイコブス・ラダー』

ジェイコブズ・ラダー1990年制作監督 エイドリアン・ライン脚本 ブルース・ジョエル・ルービン映画のジャンルの中には奇怪な映像演出を用いることにより視聴者をあえて混乱に導くことを旨とした「マインドファック」というものがあります。人を選ぶ内容の作…

番外編その2:シングル考察「原始人」

今日は時間がないのでまたまた番外編その2 テーマは「原始人」 「太古」 「野性」 「野蛮」 「解放」 文明を一つの牢獄という考え方から見た、彼らの姿から。 「怪物」 原始人のイメージが未開拓地にいると噂された怪物が発祥とする説から 「未知」 「進化」…

番外編:シングル考察「文字」

脱三日坊主を記念して今回はいつもと趣旨を変えて、 題材を一つに絞り、何の象徴と言えるのかを考察しようと思います。 肝心のお題は「文字」 大分抽象的なテーマですが、できるだけ文字全般に関わる事柄をイメージし、尚且思いつく限りやってみます。 「知…

「くちばし」と「くしゃみ」

鼻歌でマリオのテーマを歌うと自然とサザエさんになってる今日このごろ。 今回のお題は「くちばし」と「くしゃみ」 パッと見のイメージとしては「鳥インフルエンザ」を彷彿させましたが、 それだけで結論付けるのは野暮ってもんですので、やはり別の視点から…

「ミミズ」と「ストロー」

屁理屈って普通に理屈並べるよりも頭使うんですね。 だって「~だから~なんだ」て感じで主張にその筋道を提示して裏付けるのが理屈なら 屁理屈はその筋道を創造するところから始めないといけないんですもんねぇ… さて、今回のお題は「ミミズ」と「ストロー」

「ゴング」と「赤血球」

よく昔の人は「シンボル」「象徴」として色々な物に関連性を持たせていました。 「太陽」=「成功、祝福」「蟻」=「労働者、組織」「犬」=「忠誠心、友人」等、 何々といえば何々、という具合で。 国によっていろんな価値観がありますから、ひとつの「象徴」…