世界初の猫動画たち
以前友人に「映画ブログやってんなら猫映画も特集して」と要望されたのですが、全くの範囲外の為、食指が動くような作品を中々発見できずに、ヤッケになって小さいころ観たガーフィールドでも紹介してやろうかと思ってた矢先、面白いものを見つけました。
猫の映像史ここに始まる
Boxing Cats (1894) - Hilarious Classic - YouTube
Falling Cat (1894) - World's 1st Cat Video - Etienne ...
映画という趣旨こそ変わりますが、これも立派なショートフィルム(映画)。
1894年といえば正に時代は映画の黎明期。「映画の父」ルイ・ル・プランスを筆頭にウィリアム・K・L・ディクソンやシャルル・エミール・レイノーといった映像の歴史に名を刻んだ人々が、次々に実験的な映像作品を世に送り出していました。
上の二作、『The Boxing Cats』(ウィリアム・K・L・ディクソン、ウィリアム・ハイス作)『Falling Cat 』(エティエンヌ=ジュール・マレー作)もそのうちの作品であり、恐らくは最古の猫動画であると言えましょう。
特に『The Boxing Cats』の見世物感はこの時代ならではの雰囲気があって興味深いです。
今日における猫動画は動物愛護運動からペットブームの追い風の元、凄まじい勢いでその数、その輪を広げており、てきとーに動画サイトを漁っても必ず一つは目に入るという規模にまで達していますが、まさかその歴史がこんな映像開闢時代にまで逆上るとは思いもしませんでした。
しかし考えれば写真の延長線である映像で、人間だけじゃなく動物を撮ろうとするのは当然の発想かもしれませんね。