マインドファック映画欄

主にサスペンスやマインドファック系の洋画の紹介、たまに雑記を少々

マインドファック『バタフライ・エフェクト』

バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]

きみを救うため 

ぼくは何度でも過去に戻る

バタフライ・エフェクト
2004年公開

監督  エリック・ブレス
         J・マッキー・グラバー

脚本  エリック・ブレス
         J・マッキー・グラバー

出演  アシュトン・カッチャー 
         エイミー・スマート

バタフライ効果というのをご存知でしょうか、
とるに足らない些細な出来事が数々の要因を得てとてつもなく大きな事象になる現象の事をいい、早い話が事象のピタゴラスイッチです。
本作『バタフライ・エフェクト』はそのバタフライ・効果(エフェクト)をテーマに「僅な出来事の重要性」をタイムトラベル要素を使い説いた作品です。

ストーリー──────────────────────────────────────────────────────
小さい頃、記憶障害があった大学生エヴァンは、ある日、その頃に治療用に書いていた日記を読み返すことで、その日記の日付に
過去に少しだけタイムスリップできる能力に気付く。
そしてエヴァンはかつての自分の行動のせいで人生を狂わせてしまった幼なじみのケイリーのために過去へ戻り全てをやり直すことを決意するのだが…。
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上記したとおり、本作はバタフライ効果をテーマに挙げているだけあって、タイムトラベルも一筋縄なものではありません。
子供時代に戻って、後悔していた行動をやり直し、心残りは消えたぞ、と現代に帰ってきても、そのやり直した影響で、タイムスリップ前とは、まるで違う状況に置かれ、それがまた問題を作り出し、またタイムスリップするという悪循環が生まれるという、従来のタイムトラベル観とは一線を引く構成は、本作が絶大な人気を得たのも納得の作りです。


そして一番に目につくでしょう、日記を読むだけでタイムスリップができるという要素は、初見のインパクトだけでなく、
方法が簡単でシンプルなだけに、日記の紛失等、トラブルも作りやすく、本作を緊張感溢れるものにする一助も担っています。

TSUTAYA